CALENDAR
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< May 2017 >>
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
LINKS
MOBILE
qrcode
SPONSORED LINKS
<< *pnish*in兵庫! | main | 公演終了! >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | pookmark |
「劇場レポート!〜最終回」
9月14日から始まりました*pnish*vol.9『シークレットボックス』ですが、
昨日無事に千秋楽を迎えることが出来ました!
劇場まで足を運んで下さった皆様、暖かい応援コメントを下さった皆様…、
多くのファンの皆様に支えて頂き、キャスト・スタッフ一同心より感謝しております。

下記に掲載する内容は、東京公演終了後に書かれた
「劇場レポート!〜最終回」なのですが、若干“ネタバレ”部分が入って
しまっておりましたので、本日まで大切に暖めておりました。

「劇場レポート!〜最終回」。最後まで是非“熟読”して下さい!!

(今後、キャストの皆さんからのコメントや、兵庫公演での裏話などを
アップしていきますので、皆様もう少し『シークレットブログ』に
お付き合い下さいね!)

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 
そして怒濤の日々は終わりを告げる。ゲネも入れると休みナシの全9ステージ、
東京公演最終日。ここまで来ると、さすがにこちらの目も慣れてくる。
計16人の楽屋での生態は、たとえばこんなふうだ。
2日前、遅刻の罰ゲームで楽屋部屋から追い出された土屋裕一が、

今日もみんなが行き交うたまり場の片隅で身支度を始めると、湯澤幸一郎が
その様子を淡々とデジカメに収める。彼は、たまり場の主である。
劇中と同様、みんなにおいしい紅茶をふるまっている。
「……美味いっすね」と長谷川哲朗と小松聡二郎が湯気の向こうで目を細め、
その横を通りかかるたびに別紙慶一と加藤学はみんなからいじられっぱなしで、
その様子を横目に三上真史と小松と牧田雄一がとある場面のネタあわせを始める。
前回書いたほんの一瞬の仕掛けシーンを前に、加古臨王は今日も大いに緊張しており、
辻本祐樹と吉田友一はみんなの輪から一歩離れて役作りに没入。
幕が開けば新田将司は舞台モニターに見入っていて、
木村靖司はどこか照れくさげに舞台袖へと消えていく。
それぞれが、それぞれの居かたをしている。
それでいて誰かの大勝負シーンになると、皆わらわらとモニター前に集まってくる。

ちゃんとギャグがウケたり、仕掛けが成功したりすると、にっ、
と笑って各自の持ち場へ消えていく。
称賛とジェラシーの、真ん中あたりの「にっ」。
もちろん、楽屋は他にもおもしろエピソードの宝庫だ。
大のオトナが3人がかりでテーブルの汚れを拭きとる姿や、

マチネとソワレの間に突然鼻血が出ちゃった某「べ」のつく役者など、
プチ・ミラクルがいーっぱいある。けれど、と思う。
どうやら出演陣も読んでくれちゃってるらしいこのコーナーの、
最終回に私ができること。それは、10のオモシロを並べることより、
1つの真実を記すこと、なんじゃないかと思ったりするわけなのですよ。
言葉にしちゃうとこっ恥ずかしいけども。
今回の芝居が、*pnish*にとっての分岐点になるであろうことは、
前回ここに書いたとおりだ。
当の本人たちだって、それをまっすぐに痛感しているということも。
芝居に対する意欲や姿勢、目指したい芝居の方向性。
そして、自分と、*pnish*との、関わり方。自分にとって*pnish*とは、
いったいどんな、何のための場所なのか。*pnish*でしかできないこと、
*pnish*でこそできることとは、いったい、どんなステージなのか。
はたから観ていると、ここは何とも独特な集団だ。
「劇団」と呼ぶほどには、結託してない。それぞれが、ひとりの表現者としての
地平を目指しつつあるから。
でも、各々自立した表現者を集めた「プロデュース・ユニット」と呼ぶほどには、
それぞれの個性も技術も強烈ではない。今は、まだ。
ぶっちゃけてしまおう。写真集や雑誌のインタビューで、彼らから「外の公演に出ると毎日が充実っす!」的なコメントが飛び出すたびに、演劇誌ライターとしてはココロのすみっこで思ってしまうのだ。
「それは、ほんとうに、“外”ですか?」演劇界って、小分け社会だ。
似たような人たちが、似たようなセンスを持った誰かと組んで芝居をする。
そんな小さな輪っかがいくつも集まって、演劇界はできている。
たまに、いきなり遠くの輪っかへ飛び出す者もいる。
そうすると、ふたつの輪は近づいて、ぐにゃりと、ひとつの輪へと合体したりする。
「わあ、なんだこの顔ぶれ!」。私たち観客がチラシをめくりながら思うのは、
たいていがそういう瞬間だ。けれどこの世界は、中にいる人間が思うほど広くない。
隣り合った輪と輪を行き来するくらいじゃ、上空からはさっぱりわからない。
語弊を恐れず言ってしまえば、街を行く大半の観劇ビギナーにしてみたら、それが「*pnish*」だろうが「他の公演」だろうが、もっと言えば*pnish*が「劇団」だろうが「ユニット」だろうが、そんなのは知ったこっちゃないのだ。
そこにある判断基準はただ、「おもしろかったかどうか」「役者が素敵だったかどうか」、それのみ。それをクリアして初めて、観客の興味はそこから先へと向かっていく。
……というあたりをふまえて、あえて言いたい。
*pnish*という集団の現時点でのおもしろみは、やっぱり彼らの関係性や
成長過程にあるのだと思う。不思議な縁で4人が出会い、
路上のダンスパフォーマンスから活動をスタートさせ、
観客が求める「*pnish*像」に応えたり裏切ったりしながら、
ファンたちと固い絆を結んで次へと進む。
舞台上の姿もそうでない姿も、順風満帆も紆余曲折も、ブログの書き込みも握手会の笑顔も、全部ひっくるめて「*pnish*」。
そこへきて、今回。4人が4様に、今痛切に感じているのはまぎれもなく、「作品力」
と「役者力」への渇望だ。鷲尾と森山は前回触れたとおりの思いを噛みしめており、
土屋は「幕が開いてから、目指すべきものがようやく見えてきた」のだと打ち明けてくれて、佐野はこの公演が終わったら、まず呼吸器官と発声を1から鍛えなおしたいのだそうだ。そんな話を聞きながら、「いいと思う! だって、もったいないもん。こんなキャラとルックスを備えてるんだからさ、もっともっと生かさないと!」と木村靖司が背中を押す。そう、千秋楽終演後の宴席で、木村はもっぱらワカモノたちの背中を押していた。
もっと、鍛えたらいい。もっと、芝居を観たらいい。もっともっと、4人向き合って、ぶつかり合ったり絆を確かめ合ったりしながら、磨き抜かれた1本を作ってほしい。そういう芝居が、僕は観たいなあ!……そんな言葉が、4人の胸にはどんなふうに響いただろう。それはきっと、これからの*pnish*が、身をもって示してくれるのだろう。
そんな未来への節目とも言うべき「シークレットボックス」も、残すは兵庫での3ステージのみ。16人の精鋭たちが、カーテンコール、満面の笑顔で拍手を浴びるその瞬間を、東京の空から祈りたいと思う。
彼らの明日が、真っ青な秋の空につながっていますように。ふんばれ、男たち!

取材・文:小川志津子
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 
| 現場より(スタッフ) | 18:37 | comments(8) | - | pookmark |
スポンサーサイト
| - | 18:37 | - | - | pookmark |
管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2007/10/01 6:51 PM |
管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2007/10/01 7:55 PM |
管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2007/10/01 10:52 PM |
管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2007/10/02 4:54 PM |
管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2007/10/02 7:48 PM |
管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2007/10/02 8:52 PM |
管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2007/10/03 12:27 AM |
管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2007/10/04 10:37 PM |